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●Basic認証編
技術サポート > ビーネッツサーバー > Basic認証編 (2005/04/27更新)

パスワードファイルの作成
Basic認証を実現するためにまずパスワードファイルを作成します。
パスワードファイル作成方法にはふたつの方法があります。
@あらかじめアクセスを許可するユーザー名とパスワードを記入したファイルを作成して、 そのあとでサーバへFTPソフトなどを使い、ファイルを配置する。
Aサーバへシェルログインし、htpasswdコマンドを用いて直接ファイルを作成する

@そのまま記述する方法
これはユーザー名とパスワードをそのまま記述する方法です。 テキストエディタ(Windowsであればメモ帳)を使い適当な名前でファイルを作成します。
設定例(パスワードを暗号化前)
toyota:2000GT
nissan:skyline
honda:nsx
設定例(パスワードを暗号化後)
toyota:atH7jIL0n9RkQ
nissan:at3EIdklczQHQ
honda:atdpOqPaP/lZ2
ユーザー名:パスワードという形式で記述します。
パスワードの文字は最大8文字までの半角英数字を暗号化してご利用下さい。
パスワード暗号化のページへ
また、サーバ側では大文字、小文字は区別しますので注意願います。

Aサーバへシェルログインしてパスワードファイルを作成する方法
これは、サーバへSSH(Secure Shell:セキュアシェル)でログインして、
$ htpasswd -c パスワードファイル名 ユーザ名
というようにコマンドを使用して作成します。-cは最初にファイルを作成する時だけです。
追加する際は-cなしで
$ htpasswd パスワードファイル名 ユーザ名
として下さい。
先程の設定例を作成するには、サーバへログインしたあと以下のようにします。
$ htpasswd -c himitsu toyota
$ Adding password for toyota.
$ New password: 2000GT
$ Re-type new password: 2000GT
$ htpasswd himitsu nissan
$ Adding password for nissan.
$ New password: skyline
$ Re-type new password: skyline
$ htpasswd himitsu honda
$ Adding password for honda.
$ New password: nsx
$ Re-type new password: nsx
よく分からない場合はご相談下さい。

.htaccessファイルの設定
Webサイト上のあるディレクトリ(フォルダ)をアクセス制限したい場合は、「.htaccess」という 名前の設定ファイルを作成します。

設定方法
項目設定内容
AuthType認証タイプを指示します。
Basic
AuthName領域に表示したいものを指示します。
"Member's Only"
AuthUserFileパスワードファイルを置くディレクトリ(フォルダ)を指示
/home/ユーザ名/パスワードファイル名
Requireアクセスできるユーザーを指定します。
user ここにユーザの名前を記入

テキストエディタを起動して、「.htaccess」という名前のファイルを作成します。

設定例
AuthType Basic
AuthName "Member's Only"
AuthUserFile /home/username/himitsu
Require user toyota nissan honda
@AuthType:認証タイプはBasicにして下さい
AAuthName:Member's Onlyこれでなくてももちろんいいです。
BAuthUserFile:パスワードを記入したファイルを配置する場所はセキュリティを考えて、 インターネット上からアクセスできない所がいいでしょう。
CRequire:ここではtoyotaさん、nissanさん、hondaさんからのアクセスを許可しました。
なお、パスワードファイルに設定したユーザー全員にアクセスを許可する場合は
Require valid-userとするといいです。

参考図(Microsoft Internet Explorer 6の場合)
認証ダイアログ画面
設定した内容でWebサイトのアクセス制限のあるページへ行くとこのようなメッセージが現れます。



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