■SSLって何？
SSLとはSecure Socket Layer（セキュア・ソケット・レイヤー）の略でオンライン上での データのやりとりを暗号化するプロトコル（通信規約）です。
インターネットでショッピングをする時やフォームメールで自分のデータを送信する時など、 SSLに対応していない場合は悪意を持った第３者がサーバを盗聴すれば大事なデータが盗まれる 可能性があります。そこで考え出されたのがデータを暗号化するSSLという技術です。
SSL機能は通常CA（認証局：Certificate Authority）が発行したデジタル証明書をもってSSL対応 サーバとしての認証を与えます。
SSL（簡易版）としたのは、そのCAからのデジタル証明書を省いて暗号化に特化したSSLとしたからです。

■ご利用方法
ご利用方法は簡単です。HTMLファイルの中のリンクを通常
<a href="http://www.abc.com/xyz.html">などのようにhttpとなっている所をhttpsとしてs文字をひとつ加えて
<a href="https://www.abc.com/xyz.html">のようにするだけです。

■ご利用上の留意点
上記ご利用方法でSSLに対応させたWebページにアクセスした場合に
下図１のようなセキュリティの警告がでます。
この警告（図はMicrosoft Internet Explorer 6の場合。ブラウザによりメッセージが違います）は SSLに対応したWebページにアクセスする時にでるものです。

参考図１

ここでOKボタンをクリックして進むと下図のメッセージがでます。

参考図２

CA（認証局）よりデジタル証明書を取得していないために、このように証明書に問題があるとの メッセージがでます。ただし、メッセージにもあるとおりSSLの暗号化の部分では問題はありません。
デジタル証明書をインストールするには「証明書の表示ボタン」をクリックします。
インストールをしない場合は「はい」のボタンをクリックして下さい。その後参考図７へ進みます。

参考図３

ここで「証明書のインストール」をクリックします。

参考図４

ここで「次へ」のボタンをクリックします。

参考図５

証明書をインストールする場所を指定する場合は 「証明書をすべて次のストアに配置する」にチェックを入れ、自動に任せる場合はそのまま「次へ」 のボタンをクリックします。

参考図６

「完了」ボタンをクリックしてインストール終了です。
これでデジタル証明書をインストールしたパソコンについては、 参考図３の「証明書の情報」の右の図の×印が消えます。

参考図７

SSLに対応させたサーバのWebページにアクセスするとブラウザの右下に錠のマークが表示されます。
参考図２で「証明書の表示」をクリックしなかった人はここで錠マークをダブルクリックすると参考図３ のメッセージが出ます。以降の操作は同じです。